アディ・ヒュッター監督がインタビューに応じ、20日に臨む古巣対決、ヨーロッパリーグでのザルツブルク戦について語りました。

自身やチームにとってのザルツブルク戦の位置付けについて。

もちろん、みんながこれらの試合を楽しみにしている。後半戦へのスタートが良かったので、(お互いの力関係の)見方も変わったのではないかと思う。私も12月は特にチャンピオンズリーグで強いパフォーマンスを残したザルツブルクの方を本命と見ていた。当時、我々も非常に難しい状況に置かれていたのだからね。

今は突破のチャンスは五分五分かな、と考えている。相手は非常に優れた、プレースタイルがライプツィヒに似ているチームだ。前方へのプレーはよりスピーディー、プレスももっと優れているかもしれない。だからこの試合に向けて、良い準備を進めてきた。もちろん次のラウンドに進出したいのでね。

ザルツブルクはハーランドや南野といったトッププレーヤーを放出したが。

何年間も失った主力選手の穴埋めに成功にしているのは印象的だ。夏にはダブールがセビージャへ、グルブランゼンがトルコへと向かった。誰もアーリング・ハーランドや南野拓実がこのような形で躍動するとは予想していなかっただろう。今回(の移籍市場で)もまた選手を失ったけど、攻撃陣のポテンシャルは依然として大きいものだよ。

監督やマルティン・ヒンターエッガー、シュテファン・イルザンカーにとっては特別な試合?

いつも通りの普通の試合だと言えば嘘になるね。マルティンやシュテファンは2人ともザルツブルクのアカデミー生で、我々はともにダブル(2冠)を達成している。シュテファンはザルツブルクが地元だし、私にとってもそうだ。マルティンはケルンテン出身なので、もちろん(ザルツブルクとの)係わりが多い。

アイントラハトが最後にザルツブルクと対戦したのは1994年だが。

私ほどあの試合のことをハッキリと覚えている人もそう多くはいないだろう。我々は当時、明確なアウトサイダーだった。オーストリアのチームとの対戦となると、ドイツのブンデスリーガのチームは常に本命と見られていたね。アイントラハトにはトニー・イエボア、ウーヴェ・バイン、ウリ・シュタインというスターたちがプレーしていたんだ。

ウィーンでのファーストレグは我々が1-0で制した。私が決勝点を決めたんだ。セカンドレグでは前半にすでに退場者を出してしまい、延長戦も10人で戦うことになった。私はPK戦ではウリ・シュタイン相手に幸いにもPKを決め切ることができて、勝ち上がった。

監督が当時、『クローネンツァイトゥング』に対して「ヒュッターがピッチ上のベストプレーヤーだった」と話していたことも覚えているよ。その後にはオーストリア代表に呼ばれるという形で報われた。だから、このカードは私にとってとても思い出深い。

当時の自身が蹴ったPKを振り返って。

強めに打ったね。ウリ・シュタインが触ったとしても阻止できていたか分からないようなシュートを放ったんだ。24歳のときだが、PKを蹴りに行く様子もまだ覚えているよ。緊張していたね。満員のフランクフルトのスタジアムだったし、誰に立ち向かっていたかも分かっていたのでね。もうとにかくやらなければ、としか頭になかった。そして決まったんだ。

現在、アイントラハトのブランドアンバサダーの1人であるウリ・シュタインとあの時について話したことがあるか。

ニコシア行きの飛行機で隣だったことがあるのでね。昨シーズン、キプロスでリマソルと対戦した時のことだ。ちょうどあの対戦の25年後に、その試合について話した。でもPKに関しては特に話さなかったね。

彼が根に持つことはなかった?

それはないが、当時のフランクフルトやドイツのサッカー界にとって、我々相手に敗退するのは恥ずかしかっただろうとは思う。次のラウンドではカルスルーエにも勝つことができた。決勝ではインテルに負けてしまったけどね。

決勝進出はキャリアのハイライト?

オーストリアのチームがUEFAカップのファイナルまで勝ち上がったのは非日常的なことだったからね。当時は2試合が行われたんだ。私はファーストレグでは出場停止だった。スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァでのセカンドレグでは8万3000人の観衆の前でスタートすることができた。ミラノでは我々の方が良かったが、いずれも0-1で敗れた。それでもファンタスティックなファイナルだったよ。

選手としてUEFAカップの決勝を経験し、昨シーズンはアイントラハト・フランクフルトをヨーロッパリーグの準決勝に導いたが、ヨーロッパの舞台は得意?

そういう表現については分からないが、当時のザルツブルクや去年のアイントラハトではそれぞれ大きな成功と言えるだろう。特にアイントラハトに関しては、誰もが我々にそれほど期待していなかったのでね。当時に比べると、ラウンドの数も多くなり、決勝ラウンドの前にはグループステージもあるので、今の方が難しくなっている。当時は5~6チームとの決勝ラウンドをプレーすればファイナルに辿り着けた。なので、私はアイントラハトとの準決勝の方がザルツブルクとの決勝進出より高く評価する。

今シーズンの今後に向けて。

一番大事だったのは今年に入りネガティブな流れを阻止でき、良い結果を残しながら後半戦にスタートできたことだ。これでまた正しい方向に進むようになった。これからのシーズンがどのように展開するのかに関してはとてもスリリングな気持ちだ。まだたくさんのエキサイティングな試合が待っているし、未だに3大会に残っている。様子を見よう。もちろん、ハードワークをして、いずれの大会でも可能な限りのところまで行きたい。

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