シーズンを中国ツアーで締めくくったアイントラハト・フランクフルト。アディ・ヒュッター監督は現地でインタビューに応じ、この1年を振り返ってくれました。

今シーズンをどのように評価するか。

全体的には目標をすべて成し遂げたため、とてもポジティブな感触を得ている。来季の欧州コンペティションへの出場権の獲得を目指していたが、最後までチャンピオンズリーグを巡って戦い、ヨーロッパリーグでは素晴らしいグループステージを過ごし、信じられないほどのパフォーマンスで準決勝まで勝ち上がった。それにより、ドイツ中で人気を集め、監督としてチームやクラブにとって今シーズンは非常にポジティブなものとなったと評価している。

ブンデスリーガの印象について。

ブンデスリーガは私がこれまで働いていたオーストリアやスイスとは違う。あちらではフットボール・カルチャーが最上位ではないがドイツではダントツでトップだ。観衆、熱狂ぶり、競技におけるクオリティーからもそう感じさせる。ヨーロッパのコンペティションへの出場権を巡る競争は非常にタイトだった。欧州大会への出場権を得るためにこれほどの勝ち点が必要だったこともここ数年間なかっただろう。とにかくとても居心地良い1年を過ごせたね。

予想外だったのは?

競技面に限って言えば、最初は問題を抱えながらも早い段階から人々を魅了するようなチームを作り上げられたのには驚かされたかもしれない。あれほど難しいヨーロッパリーグでのグループを突破できたのは偉大だった。その後、チャンピオンズリーグの常連チームを相手に見せたパフォーマンスはとても印象的だった。それに伴う格好でメディアで大きな注目を浴びたが、それによってドイツでのサッカーの地位の高さが示されたね。ホームだけではなく特にアウェーでもものすごく力になってくれたサポーターたちには感動したよ。彼らは敗れたときも常に我々を応援してくれたのだからね。

成功の要因について。

大きかったのは、常に責任者のフレディ・ボビッチやブルーノ・ヒューブナーから全幅の信頼を感じていたことだろう。私の仕事に対するあの落ち着きぶりや辛抱強さをとてもうれしく思う。もちろん、(序盤の低調は)不慣れな状況だったが、10年間の監督キャリアから、それを乗り越えられるだけの自信はあった。でもあれほど早くそうできるとは予想していなかったかもしれない。なので落ち着きぶりと信頼はとても重要な要素だったと思うし、私もそれをチームに対してそれらを示そうと試みた。チームは私について来てくれて、我々の哲学を実践してくれたんだ。

ヨーロッパリーグでの歓喜について。

クラブもチームも正しい姿勢を持って臨んだのだと思う。周囲がヨーロッパリーグをあれほど楽しみにしていたことは特別なこと。グループステージの相手がまだ決まってもいなかったのに関わらず、ホームマッチの3試合の入場券が初日で完売となったんだ。ファンたちはヨーロッパ(舞台の試合)を欲していた。その期待を我々も受け止め、それに相応しいパフォーマンスを見せることができた。常に絶対にグループを突破するという意志を示すことができた。

終盤は選手たちの疲労の影響も見られたが。

もちろん、それについては考えなければならない。だが、9月~4月の間、信じられないほど成功に満ちた時間を過ごし、どの試合でも限界を超えようとした。心理面においてチェルシー相手の敗退によるダメージは大きかっただろう。それに(国内の)ライバルはとても強力なスカッドを備えながら我々ほど負担がなかった。

私にとって、後半アディショナルタイムに追いつかれたヴォルフスブルクとのアウェーマッチがターニングポイントの一つだった。チームにとってとても重要なセバスティアン・アレールの離脱も響いたのかもしれない。終盤に離脱を強いられたセバスティアン・ローデに関してもそうだ。いずれにしても来年同じような事態を強いられた場合、どうやったらよりうまく解決できるか考えなければならない。このように7位でシーズンを終えることになったが、誰もがシーズン前にそうなると知っていたら喜んでいただろう。

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